心電図勉強会

看護師3人が参加。

本日の学習内容

「12誘導心電図編•異常QRS」

•異常Q波:異常Q波の根拠は?異常Q波の定義は忘れましょう!(山下武志先生のDVDより)

異常なQRSとは?

    •変な形(正常には見られない形)
     1)I, II誘導の下向きの波と胸部誘導の非連続性
     2)幅の広い(3mm以上)のQRS波

    •変な大きさ(正常には見られない大きさ)
     •V5誘導のR波が26mm以上

正常の定義

    •I, II誘導:R波が上向き
           幅1mm以上のQ波がない
    •胸部誘導:V5誘導を中心に連続性がある

    正常の定義から逸脱➡必ず異常Q波がある!

異常Q波をどうかんがえる?

    •異常Q波があるとことの方向に心筋梗塞がある
    •異常Q波:心筋が興奮していない(頻度として多いのは心筋梗塞)
    •波形そのものが「異常」なのではない。あくまでも連続性に注目!
    •胸部誘導においてQ波の連続性が保たれている➡病的ではないと考えてよい
    •poor r progression
    •I誘導は心臓の向きの個人差に影響を受けにくい
    (aVL, III誘導は正常者でもQ波があることがあるが、I, II誘導でQ波があるときは必ず異常)

幅の広いQRS波

    •右脚ブロック:V1誘導でM型
    •左脚ブロック:V5誘導でM型

電気的除細動器